unfaded x KUGURIDO / SPLIT 7''

2019年8月9日、東京のBREAK THE RECORDSより姫路のKUGURIDO、奈良のunfadedのスプリット7インチレコードがリリースされました。

■unfaded:KUGURIDO / SPLIT
(7インチ+ダウンロードコード/BTR-014)
1,200円+税

・Side-unfaded
01.永遠の光
・Side-KUGURIDO
01.底魚
02.思残渣
03.ヒダルガミ
04.250号線 

【取り扱い店】
・BREAK THE RECORDS (東京)
・3LA (東京)
・RECORD SHOP CONQUEST (茨城)
・RECORD KNOX (茨城)
・BASE (東京)
・BOY (東京)
・DIG DIG (岡山)
・DISK SHOP MISERY (広島)
・TIME BOMB (大阪)
・REVENGE RECORDS (大阪)
・PUNK AND DESTROY (大阪)
・ディスクユニオン各店 ほか

完成して発売できて感無量です。
まず、このスプリット企画を推し進めてくれたKUGURIDOのジョウジさん、BREAK THE RECORDSの竜さんにお礼を言いたいです。本当にありがとうございます。KUGURIDOとのスプリット、念願が叶いました。

きっかけはジョウジさんのフリーペーパー“LENTAA EGRETS No.2”でインタビューを受けた時です。その時、スプリットのお話をいただきました。2018年の頭だったと思います。僕らもKUGURIDOとのスプリット絶対やりたいと思っていたので快諾。ただ僕らはアルバム制作中だったので、完成とリリースまで約1年半かかってしまいました(でも結果から言うとこのタイミングで良かった)。

内容ですが、BTRの竜さんも書いているように、自分たちでもびっくりするほどお互いのバンドの個性が際立つレコードになりました。音はもちろん、アートワークまで…。お互い徹底的に自分らの表現を突き詰めたように思います。

unfadedとKUGURIDOはルーツは似ているところが多いです。ジャパニーズ・ハードコア、(いわゆるネオクラストと呼ばれるバンドを含め)ダーク・ハードコアが好きであることなど…。でも、その表現方法が真逆のベクトルに振れているのが本当に面白い。このスプリットだからこそ生まれた孤独な2バンドの両極に突き詰められた表現と底に流れる共通の何かを感じてもらえると嬉しいです。

今回、もう一つ忘れられないのが、このスプリットでなければ誕生しなかった曲やアートワークが生まれたこと。

表ジャケはレコーディングに入る前にジョウジさんが完成させた絵画です。絵画といっても普通の絵画ではない。朽ちたベニアにペンキで描かれた光と闇。僕らの曲のイメージを伝えて描かれたもので、完成したものを見たときは本当に魂が込められていて…感動しました。この絵に触発されて、レコーディング直前にさらに編曲が加えられました。

2018年の頭にスプリットの話があったとき、まだスプリット用の曲はありませんでした。アルバム制作中だったというのもあるのですが、それ以上にKUGURIDOとのスプリット曲は絶対に書き下ろしの新曲にしたいというのがありました。KUGURIDOと対峙するには生半可な曲では駄目だと思ったからです。

KUGURIDOが2018年2月にベニアのEPを出したとき、収録曲の中に『八月の狂詩曲』という曲があって、unfadedにも同じように『奈落』という原爆をテーマにした曲があって、聴いたとき、胸に刺さりました。だからKUGURIDOとのスプリットの曲を作るとき、『八月の狂詩曲』のことが頭にありました。すなわちそれは長崎の原爆をテーマにすることで…2017年に亡くなった長崎のある被爆者の方をモチーフに曲を作ろうと思いました。

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